しくじりパパが始めた、父親同士のつながりづくり。
松本エリアのさまざまな情報をピックアップ。旬のニュースをみなさんにお届けします。【2026年6月号掲載】
「長女が生まれた当時、私は単身赴任中だったんです」。そう話すのは、キャリアコンサルタントとして働きながら、長野県内でパパ同士のつながりづくりを支援している福盛二郎さん(写真左)。二人の娘さんを育てるパパでもあります。
久しぶりに帰宅して娘を抱っこすると、泣かれてしまったことも。「育児をなめていたんです。失敗ばかりの“しくじりパパ”でしたね」と苦笑い。その経験から、「父親も、もっと家庭や子育てに関わることが大切」と実感したと言います。パパ同士が気軽に話せる場をつくることで、父親としての関わり方を考えるきっかけになれば…。そんな思いが、今の活動につながっています。

現在は、「信州のパパをもっと笑顔に」をモットーに活動する父親支援団体「ファザーリング・ジャパン信州(FJ信州)」のメンバーとして、県内のパパサークルづくりをサポート。自分たちが主役となってイベントを行うのではなく、地域ごとにパパたちが気軽に集まれる場を増やす活動をしています。
「父親って、放っておくと孤立しやすいんです」と福盛さん。園や学校の情報はママ経由になることも多く、パパはどうしても受け身になりがち。さらに、パパ同士で気軽に話せる機会は意外と少なく、育児への不安や悩みをひとりで抱え込んでしまう人も少なくありません。
福盛さんたちが大切にしているのは、“気張らずに参加できること”。オンラインでゆるく雑談をしたり、親子イベントを通して自然に交流したり。「正解を教えるのではなく、父親という共通の立場で楽しみや悩みをシェアできればいい。『自分だけじゃなかったんだ』と、ほっとできる場所になったらうれしい」と話します。

一方で福盛さん自身も、松本市を中心に活動するパパサークル「タツキミル(“親”という漢字が由来)」を立ち上げ、料理教室などを企画。パパ同士が気楽につながれるコミュニティーを広げています。

父の日を迎える6月。6月28日には、イオンモール松本とイクジィのコラボイベントで、福盛さんらFJ信州メンバーによるパパ向け親子イベントを開催予定です。パパならではの遊び方や、新しいつながりが見つかるかもしれません。お子さんと一緒に、気軽に足を運んでみては。