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【WEBクリニック】耳掃除をすると、綿棒が真っ黄色になります。

【WEBクリニック】耳掃除をすると、綿棒が真っ黄色になります。

イクジィ読者さんから届いたお悩みを、小児科の先生に答えてもらう「WEBクリニック」。今回は、耳掃除にまつわるお悩みについて答えてもらいました。【2021年10月号掲載】

赤ちゃんのころから(今は4歳です)、耳掃除をすると綿棒が真っ黄色になります。毎日やっても黄色いです。頻繁に耳掃除をするのはよくないと聞くので、2週間に1回くらいにして、簡単に綿棒で取っています。耳を気にしたり、聞こえが良くない様子はないのですが、大丈夫でしょうか? 普通より多めに耳掃除した方がいいのでしょうか? やっぱり受診すべきでしょうか。(松本市/いちごぱんだ)

耳掃除の頻度ややり方は、現在お母さんがされているくらいでいいと思います。

耳垢にはカサカサした乾性耳垢とネバネバした湿性耳垢の2種類があり、お子さんの場合は湿性耳垢と思われます。日本人の場合、2〜3割の人が湿性耳垢といわれています。

正常の湿性耳垢は黄色いネバネバした性状で、これを持つ人の耳掃除をすると綿棒が真っ黄色になります。一見汚い感じがするかもしれませんが、耳垢の成分には外耳道(耳の穴の壁)の皮膚を保湿・保護したり、虫や雑菌が入ってくるのを防いだりする働きをもつ物質が含まれているので、頻回にとってしまうことは、かえって耳のためによくないようです。

もしも、耳垢がいつもと違う色だったり、悪臭を伴ったり、お子さんが耳を気にするような様子があったりしたら、かかりつけの小児科か耳鼻科を受診して、耳の中を診察してもらいましょう。

宮林 麻里

宮林 麻里先生

みやばやしこどもクリニック 院長

一般小児科のほかに、発育・発達相談や心身症にも心血を注がれる。松本市在住、お子さん3 人のママ。趣味はバドミントンと料理。
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