【のびのびトイロ】vol.25 園ではいい子なのに、家に帰るとぐずって手がつけられません。
多様な子育てを応援するアプリ「のびのびトイロ」では、子育て中の不安や悩みごとを信州大学医学部「子どものこころ発達医学教室」の先生方が答えるQ&Aコーナーを配信中。その中からピックアップした内容を転載して紹介します。【2026年7月号掲載】
お悩み 園ではいい子なのに、家に帰るとぐずって手がつけられません。
保育園ではまったく問題を起こさず、いい子にしているのですが、家に帰ってくると、ぐずったり怒ったり、泣いたりして、手がつけられなくなります。家庭での生活に、なにかストレスがあるのでしょうか。なぜ家族にだけ、激しく当たるのでしょう。園の先生や友達の親にはいい子だと思われているので、人にあまり相談できず、ひとりで悶々と考え込んでしまっています。
小児科専門医の新美妙美先生がアンサー!
■外では緊張して、問題を起こさないようにしているのかも。
外でいい子に見えるタイプは、外の世界では十分に安心できないために、周囲の期待に応えることで、問題を起こさないようにしているのかもしれません。本能的に、目立つことや怒られそうなことを避けているのです。
■家でぐずるのは、緊張がゆるんで感情が爆発したから?
自己主張をしないで我慢していたり、意味もわからず人に従っていたりすることがあり、不安や緊張感が強くなりがちです。家に帰ってぐずる場合、緊張がゆるみ、日中ずっとおさえていた感情が爆発して、制御できなくなっている可能性があります。
園で問題が起きないため、家庭の問題だと感じたり、言われることもあるかもしれませんが、むしろ園でのストレスが関わっていることも多いです。ストレスが強いなかで、問題を起こさないように過剰適応している可能性があるのです。その場合には、園生活でのストレスを減らせるように、園の先生と連携することも必要でしょう。
■園の先生と相談して、ストレスの原因を考えましょう。
「いい子」で「なにも問題がない」ように見える子について、ストレスの原因を考えるのは簡単ではありません。子どもが自分から「これが嫌 」と言えることは多くないでしょう。園の先生と相談して、集団生活の様子をよく確認していく必要があります。
また、家庭であまりにも子どもに親が振り回されてしまい生活リズムに支障が出るのも大変です。状況がなかなか改善しないようであれば、専門機関に相談して、客観的な視点で見てもらうことで、園と家庭での関わり方のバランスを取っていけると、お子さんのよりよい成長につなげられることもあります。
のびのびトイロ(アプリ)
個性に合わせた多様な子育てを応援するアプリ「のびのびトイロ」では、みなさんから寄せられた不安や悩みごとについて、
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室の専門医の先生方中心にお答えしているQ&Aコーナーを配信中。
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