子どもと初めて離れて過ごした2日間【イクジィ7月号編集後記】

毎日暑いですね。イクジィ7月号は、夏休みの遊び方をご紹介しています。注目のアートや工場見学、水遊びスポットや安心して遊べる屋内スポットなど。ぜひ、誌面でご覧ください!
この夏、たくさんのファミリーに素敵な思い出を作ってもらいたいという思いからスタートしたこの企画。とはいえ、子どもと一緒のおでかけって本当にたいへん。あれもこれもと用意して、でもその通りには進まなくて…。近所のおでかけですら、思い通りにいかないことばかりですよね。
私事ですが、先日、初めて息子と離ればなれの2日間を過ごしました。そこで改めて実感したのは、一人で動くってこんなにラクなんだ!ということ。
友人のお祝いのために京都を旅しましたが、まず荷物の量が違う。乗り換えの時間も5分もあれば十分。好きなタイミングでお手洗いにも行け、久々にじっくり本と向き合える時間までありました。

久々に会った友人との会話を楽しみ、ホテルに戻ったのは息子がすっかり寝静まったころ。わが家はベビーモニターを導入しているので、夫が寝かしつけている様子をときどきチェックしていたのですが、「私がいなくても寝られるんだ」というさみしさと安堵の両方が混ざり合い、なんとも言えない感情に(笑)。

何をしていても、自然と「ここに息子がいたら…」と考えてしまうことが多く、すっかり子どもと一緒にいる自分が当たり前になったんだとびっくり。2年8ヵ月、24時間以上離れたことがなかったので、何をしていても頭の隅では「大丈夫かな?」と心配していました。ときどきかかってくるテレビ電話で、息子のさみしさは紛れるようで(私も)、現代で子育てできてよかったなぁと感じた2日間でした。


そして何より、久々に子どもがいないころの自分を取り戻せて、なんだかすっきり。
振り返ると子育て期間は短いと聞きますが、渦中にいるとそうは思えないことばかり。特に、最近はイヤイヤ期と向き合っているので、早く大きくなれ〜!と願いながら時間が過ぎるのを待つばかり。そんな中、自分のためだけに時間を使うことで、普段は考えれないこととも向き合えました。一人時間って、本当に大切ですね。

とはいえ、子どもがいるから気づけることもあります。
例えば先日、お風呂上がりの息子が「さんぽ行く?」とひと言。この時間(20時前)だからなぁ…と一瞬躊躇しましたが、思い切って夜さんぽに出かけると、いつもは抱っこマンの息子が、5分くらい歩いてくれるではありませんか! さらに、お空を指さして「おつきさま、ビリビリだねぇ」と、三日月があることを教えてくれました。
10分ちょっとのさんぽでしたが、「だんごむし、いやなの」「バスにね、のりたいの」など、たくさん教えてくれて、夜のさんぽも悪くないなと思ったのでした。
特別なおでかけも、日常の延長線上にあるおでかけも、捉え方次第でかけがえのないものになる。そう、身をもって体験した夜になりました。
イクジィ7月号を、家族のおでかけのヒントにしていただけるとうれしいです。

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