農家の手作りご飯でつながる、親子でほっこり多世代交流。

塩尻市を拠点に、子育て中のママたちが中心となって活動する市民活動団体「みんなのえんがわ しおじり」。2023年春にスタートし、3年目を迎えました。団体名には、「家や職場とは異なる“第3の場所”を地域に」という願いが込められています。
活動コンセプトは、「食育・エシカル・つながり」。世代を超えた交流の場を作ろうと、農園訪問やワークショップ、おはなし会などを開催しています。目指すのは、子どもたちの豊かな未来につながる、エシカルで心地よい暮らしができるコミュニティ。

中でも注目したいのが、毎月第4金曜に塩尻市のふれあいセンター広丘で開かれる「えんがわごはん」。地元の米農家さんが旬の素材を使い、心を込めて手作りした夕食をみんなで食べる交流イベントです。
イベント当日は、17時を過ぎると徐々に参加者が集まり始め、みんなで遊んだり、おしゃべりしながら夕食を待ちます。そしていよいよ夕食の時間! 作り手の顔が見える安心感や大人数で食べる楽しさで、みんなの食欲も倍増。まるで大家族の食卓のようなにぎわいです。

希望者は施設内で入浴もできるため、「あとは帰って寝るだけ」と、ママたちからも好評で、少しずつリピーターも増えてきているそう。
共同代表の横山恵理さんは、「子育ては一人で頑張らなくていい。ここにくれば誰かが助けてくれます。外に出るのがちょっと大変だなと思っても、ここがその一歩になれたら」と参加を呼びかけます。
「えんがわごはん」以外にも、生産者さんとつながる農業体験なども計画中。Instagramで情報を発信しているので、ぜひチェックを。


みんなのえんがわさん(市民活動団体)
世代を超えた交流の場を提案する市民活動団体。毎月第4金曜には、米農家さんが作る夕食を参加者みんなで食べる「えんがわごはん」を、塩地市ふれあいセンター広丘で開催。ほか、農業体験やワークショップなどを開催。イベント情報はInstagramで発信中。