もっとワクワク♡ 待ち遠しくなるクリスマスの絵本たち
クリスマスを待つこの時期、親子で絵本をひらく時間を過ごしませんか?
街の本屋さん「親子で楽しむ本棚 ふくみ」のオーナー・山口彩さんに聞いた“クリスマスを待つワクワク”が広がる絵本時間のヒントと、親子で楽しめるおすすめのクリスマス絵本をご紹介します!【2026年12月号 クリスマス特集掲載】
「いよいよクリスマスシーズンですね。親子でより一層クリスマスを楽しむために、当店からおすすめしたいのが読書です」
そう微笑むのは、松本市で小さな書店<親子で楽しむ本棚 ふくみ>を営む山口彩さん。
「街中がキラキラと輝き、ワクワクに満ちる12月。自然と足取りも軽やかになるこの季節にこそ、絵本の世界へそっと入ってみるのはいかがでしょうか。
クリスマスといえば、美しい装そうてい丁の絵本や、めくるたびに楽しいしかけ絵本がたくさん並びます。でも実は、寒い季節だからこそ、心にしみる温かな物語や、相手を思いやる優しい気持ちに触れられる絵本が多いのも、この時期ならではの魅力です。
そんな思いやりや優しい気持ちを育む時間を、親子一緒に読書で楽しんでいただけたらと思います」
絵本を選ぶときに大事にしたい3つのポイント。
山口さんがクリスマスの絵本を選ぶときに大切にしている3つの視点と、読み聞かせのアドバイスを教えてくれました。
クリスマスらしい美しい装丁
「雪やクリスマスツリーなど、美しく華やかな装丁の絵本がたくさんあります。『ここがキラキラしてるね』『クリスマスは赤と緑がいっぱい出てくるね』と、アート的な側面もお子さんと一緒に楽しんでください」
寒い季節ならではの温かいストーリー
「クリスマスの絵本には、相手を思いやる気持ちや、胸がじんわりする優しさが描かれるストーリーがたくさんあります。お子さんと『この気持ち、すてきだね』などと、一緒に考えてみてはいかがでしょうか」
当日が待ち遠しくなるワクワクの仕掛け
「初めてクリスマスを体験したり意識するお子さんもいらっしゃるかもしれません。クリスマスを待ち遠しく思う気持ちが膨らむストーリーや、楽しい仕掛けにもぜひご注目ください」
親子で重ねる読書時間がコミュニケーションを広げる。
おうち時間が多くなる冬の時期に、山口さんがぜひチャレンジしてほしいと話すのが親子で一緒に読書を楽しむ時間。
「親御さんが一緒に読みたい本、読んでほしい本をお子さんの近くに置いてみるのもおすすめです。今は興味を示さなくても、そばにあれば手を伸ばす日が来ます。『この本、お母さんも小さいころ好きだったよ』『お父さんも読みたかったんだ』という会話が、お子さんの『読んで良かった!』という喜びにつながり、読書がもっと楽しくなります」
山口さんおすすめ 親子で読みたいクリスマスの絵本

すてきな本があふれるこの季節。皆さんにとってより温かく特別なものになりますように。
親子で楽しむ本棚 ふくみ
- 所在地
- 松本市丸の内7-5 「信州松本城町文庫丸の内店」内
- 営業時間
- 「信州松本城町文庫丸の内店」の営業時間に準ずる
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