まだまだ知らない文化がある! 公園取材で体験したこと。【9月号編集後記】

イクジィ9月号はただいま配布中。今月のメイン特集は、幼稚園オールガイド(1号認定分認定こども園含む)。また、「子どものSOSに気づける親になろう」という、読み物ページも。ぜひお手にとってご覧くださいね!

イクジィ9月号の内容は?
特集「幼稚園・認定こども園(1号認定分)オールガイド」
来年度の園児募集情報が付いた、毎年恒例のガイドです。1号認定を受ける予定の家族は必読!今後、転園や入園を考えている方も、今後の資料としてご覧ください。
※保育園オールガイドは、次号10月号でお届けします。
読みもの「子どものSOSに気付に親になろう」
8月末前後は、子どものメンタルが崩れやすい時期です。感情の言語化が難しい子どもの「心のSOS」に気付くために親ができることを、児童精神科医の公家先生に教えていただきました。小中学生のお子さんがいる親にはもちろん、小さなお子さんがいるご家庭は今後子どもが大きくなったときのために、ご一読いただきたいです。子どもたちが悲しい選択をしないために、大人ができることを考えました。
イクフェス2025 情報解禁!
昨秋、初開催したイクフェスを今年も開催! その情報解禁第一弾を9月号でお届けしています。今年のテーマは「子どもが学ぶ、大人も学ぶ」。イクフェスの情報は、WEBで引き続きご紹介していきますので、ぜひチェックしてくださいね!
編集後記・連載「公園図鑑」の舞台裏

ここがどこかわかりますか? 正解は、今月の連載「公園図鑑」でご紹介している「平出遺跡公園」です。取材は8月の夏真っ盛りでしたが、訪れたこの日は、カラッとしていてとても気持ちが良い気候。この気候とぶどう畑、遺跡も相まって、イタリア帰りのイラストレーター・山本さんと、「この感じ、イタリアっぽい」と盛り上がりました。

塩尻市民の皆さんは、社会科見学などで訪れることも多いそうですが、移住民の私と山本さんは初訪問。再現された各時代(縄文、古墳、平安)の集落を見学しながら、頭の中に「?」が浮かびます。
「あれ? 平安時代ってこんな感じなの?」
自分の中では、平安時代は紫式部のイメージ。都のきらびやかな住まいを想像していたので、集落の復元を見てびっくり。その謎を知りたくて、ガイダンス棟のスタッフさんに質問したところ、「絵巻物にあるような都の建物を想像しがちですが、地方の実際の集落はこんな感じだったんですよ。家だけを見るとあまり進化がないと思うけれど、でもね…(続く)」と、古代からの過渡期にあった平安の暮らしについてわかりやすく解説してくださいました。
気になる方は、スタッフの方に教えてもらってくださいね!

お次は、ガイダンス棟での古代体験。これを私はすごーく楽しみにしていました。イクジィ5月号でもご紹介しましたが、実際にイクジィをご覧になって予約してくださった方がいたと聞き、誌面を作っていて良かった!と心から思いました。
今回、フルコースで体験させていただいた私たち。勾玉作りでは、やわらかな石を削っていくのですが、その作業はまるで瞑想のよう。無心で…いや、山本さんとわちゃわちゃしながら削りながら、要所要所でサポートを受け、自分だけの勾玉ができました! 勾玉ってその形から、胎児や三日月、動物の牙を連想させるので、生命力や再生の力があるとされ、古代からお守りとして大切にされていたものです。

その後は、弓矢飛ばしに火起こしも体験。どちらも無料で体験できるのですが、大人2人で大盛り上がり! 意外と難しい弓矢、そして筋肉痛になるほど腕を動かした火起こしなど、ゲラゲラと笑いながら体験しました。これは子どもたちも絶対楽しいはずです。この体験の様子は、今月の連載「公園図鑑」で詳しくご紹介していますので、ぜひぜひご覧くださいね。
なにより、公園のスタッフの方が「楽しんでほしい」と、さまざまな活動をされていることに感動。スタッフさんお手製の地図にはじまり、古代について親しんでほしいという気持ちを、短い滞在の中でたっぷり感じました。
体験後は、「なんだか、子どものころの夏休みを思い出すね」と話していた私たち。やっぱり、見て・触れて・感じるって大切ですよね。

イクジィ2025年9月号
特集 幼稚園オールガイド
幼稚園・認定こども園(1号認定分)ガイド&2026年度園児募集情報付き
子どものSOSに気づける親になろう。
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