イクジィズチャットルーム「いくっちゃ」
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2019年7月
「絵本」は子どもの心を彩る すてきな材料だと実感しています
匿住所/green
わが家の3歳の娘は、絵本が大好きです。先日は入園して初めて、保育園で絵本を貸し出してもらい、帰り道、新しい絵本袋から自分が選んだであろう絵本を何度もうれしそうに見せてくれました。
夜は毎晩寝る前に、2〜3冊を父か母に読んでほしいと持ってきて、眠りにつきます。読み聞かせは親も疲れてしまう日も正直ありますが、それでも娘はいつも目をキラキラさせて「これは何?」「これはどうなった?」と問いかけたり、親子にとって良いひとときです。
学生のときの児童文学の授業の講師の、今は亡き、はまみつを先生が「パンは子どもを育てる」「絵本は子どもの心を育てる」と話してくれたことがあり、20年近く経っても私の心に残っていて、子どもが生まれてから、できるだけ絵本に触れる時間を作ってきました。自分が絵本好きなのもありますが、まだ言葉が話せない赤ちゃんでも、じーっと絵を見て、ニコニコ笑ってくれたり、年齢を追うごとに反応も豊かになり、話す言葉も増えてきて、あのときの先生の言葉を回想しながら、絵本は子どもの心を彩る、本当にすてきな材料なんだと実感しています。
よく書店に平積みで並んでいる「誰々が選んだベスト50選」や、ベストセラーに必ず入るもの、売れ筋、はやり物もありますが、子どもが自分で本棚から手に取って読み、心躍る本、何度も繰り返し読んでと持ってきて、ページがすり減るまで見ている絵本が、自分だけのベストブックなんだと思います。これからも娘がどんな絵本と出会うのか、とても楽しみです。
絵本の読み聞かせって、親にも心と時間の余裕がないとできないことだと思います。greenさんご自身も楽しんでいらっしゃるご様子で、とてもすてきな親子の時間ですね。たくさんのベストブックに出会えますように。