【子どもとお山歩12ヵ月】 初めての山小屋泊〜vol.10 車山〜
抱っこ紐のころから、子どもと一緒に山へ。少しずつ歩ける距離が伸び、景色の見え方も変わっていく。1児のママ・真田緑さんの親子で楽しむ「お山歩(おさんぽ)」の記録です。【2026年1月号掲載】
息子の初めての山小屋泊は、冬の麦草ヒュッテでした。
1歳を過ぎて夜泣きがなくなり、体も強くなってきたころ、「山小屋に宿泊しても大丈夫かな」と判断して計画をしました。
麦草ヒュッテは山の中にありますが、冬の通行止めの期間以外は小屋の前まで車で入ることができ、山小屋の中でも子連れ宿泊のハードルは低めだと思います。
もし冬に山小屋に宿泊をしたいと考えた場合でも、挑戦しやすい場所だと思います。
私たちが宿泊をしたのは、しっかりと雪の積もった2月。
宿泊者が利用できるスノーモービル送迎をお願いして、ほぼ歩くことなく小屋に到着しました。
最初、家とは勝手が違うことに少し戸惑っている様子の息子でしたが、徐々に慣れてくると小屋の中を探検したり、持ってきたお気に入りのおもちゃを並べて遊んだりと、彼なりの時間を過ごしていました。
夜は寒さが大変と思い、たくさんの服を持って行きましたが、小屋の中はストーブをたいてくださっていてとても暖かく、お部屋にはこたつがあったりと、心配していたほどの寒さではなく、息子も朝までぐっすり眠ることができました。

翌朝は北八ヶ岳らしい青空が広がり、とても良いコンディションだったので、高見石小屋まで雪山歩きを楽しむことにしました。
針葉樹の木々に積もった雪が光に照らされてキラキラと輝き、とても美しい森の中をのんびり歩く、幸せなひとときでした。
山小屋に泊まったからこそ、たっぷりと雪と触れ合うことのできた2日間。
息子にとって新鮮な体験となったと思います。
お山歩Data 麦草ヒュッテ
難易度 ★☆☆☆☆ お散歩年齢 1歳4ヵ月
標高 2127m、北八ヶ岳の森に佇む麦草ヒュッテは、穏やかな眺めと居心地の良さが魅力。麦草峠駐車場に駐車可。ただし、冬期(11 月下旬〜4月下旬)はメルヘン街道が通行止めとなり、車はゲート手前まで。冬は北八ヶ岳ロープウェイを利用し、徒歩約2時間でアクセスすることも可。