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イクジィズチャットルーム「いくっちゃ」

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2021年8月

入院になったら仕事は? 育児は? …ずっと考えていた前日でした

安曇野市/ちはるママ

ある日、忘れたころに届いた胃のバリウム健診の結果。そこに書かれていたのは、「要精密検査」。生まれて初めて、胃カメラを飲むことになりました。今では笑って言えますが、前日はドキドキ。もし、がんだったらどうしよう、がんでなくても入院になったら仕事は? 育児は? そんなことをずっと考えていた前日でした。

訪れた近所の内科の先生は、とても技術が高く、思ったほどは不快感がありませんでした。それでも検査の最中は、時折、えずきたくなる感覚が。出産のときと同様、リラックスするのは、とても難しいことでした。カメラが食道から胃、十二指腸へ。どのくらい時間が経ったか分かりません。それまで緊張のあまり気付いていませんでしたが、検査のあいだ中、看護師さんがずっと背中をさすってくれていて、背中に意識を向けると、自然と体の力が和らいでいくのが分かりました。結果は異常なし、胸をなで下ろしました。

今回の胃カメラ検査で気づいたこと。何よりもまずは健康の大切さ。普段あまり気にしていませんが、母親の代わりはいません。なるべく健康に気を付けようと思いました。朝ご飯をちゃんと食べようとか、運動した方がいいなとか、まだまだ改善できませんが、頑張りま…す。

そして、看護師さんの手から伝わってきた優しさにも気付かされました。子どもが泣いているとき、泣いてはいなくても不安そうなとき、もしかしたら子どもは私が思っている以上に、抱きしめられたり、触れられたりということを望んでいるのかもしれないと、改めて思いました。

育休明け、仕事復帰してから数ヵ月、まだまだバタバタする日々です。子どもへの愛情表現が足りているかと言われたら、自信がありません。口だけで「大好きだよ」なんて言葉ですませていることもあります。心に余裕のあるときは、なるべく子どもと触れ合っていきたいと思いました。

お体に問題がなく、本当に良かったです。非日常のことが起こると、日常の当たり前の幸せや、周囲の優しさに気付くことも多い気がします。ちはるママさんのお子さんへの愛情がいっぱい伝わってきましたよ。