【のびのびトイロ】vol.22 絵本に興味を示さず、ひとりで遊ぼうとします。
多様な子育てを応援するアプリ「のびのびトイロ」では、子育て中の不安や悩みごとを信州大学医学部「子どものこころ発達医学教室」の先生方が答えるQ&Aコーナーを配信中。その中からピックアップした内容を転載して紹介します。【2026年4月号掲載】
お悩み 絵本に興味を示さず、ひとりで遊ぼうとします。
絵本の読み聞かせをしても、子どもが興味を示しません。絵を眺めたり、物語を聞いたりせず、途中で立ち上がって、どこかへ行ってしまいます。「読み聞かせの会」でも、ほかの子が夢中になるような物語にも興味がのらないようで、フラッと立ち歩いていって、ひとりで遊び始めたりします。ひとりで図鑑やチラシなどを眺めていることはあるのですが、もっといろいろなことにも興味をもってほしいと思っています。
児童精神科医の本田秀夫先生がアンサー!
好奇心の満たし方は、子どもによって異なります。
子どもは一人ひとり、みんな好奇心をもっています。そして、好奇心を満たすために知識を求める行動が、一人ひとりに本能として備わっています。ただし、好奇心を満たそうとする時期や、そのための行動は、子どもによって異なります。
「絵本の読み聞かせ」に興味を示し、物語を聞いて好奇心を満たす子もいますが、この子の場合には読み聞かせのスタイルよりも、「ひとりで図鑑やチラシなどを眺めること」のほうがあっているのでしょう。
読みたい本や読みたいタイミングは人それぞれです。
子どもによって、読みたい本や、読みたいタイミング、読み方のペースやスタイルは、さまざまです。聞くよりも読むほうが好きな子や、物語よりも図鑑やカタログが好きな子もいます。また、文字を見るよりも人の話を聞くほうが好きで、ひとりでは絵本を読めないけれど、読み聞かせであれば楽しめるという子もいます。
読み聞かせには、親子の交流や就寝前の習慣として利用できるという、よい面もありますが、読み聞かせだけにこだわらず、子どもがどんな楽しみ方で好奇心を満たしているのか理解していきましょう。
その子が楽しめるものを、見つけていきましょう。
「興味の幅を広げたい」と思うのもいいのですが、まずは子どもが興味をもてるもの、その子が楽しめるやり方を見つけていきましょう。
子どもが飽きっぽいという場合には、短い話のものを選んで、短時間見るようにしてみてください。絵本にこだわらず、図鑑やカタログ、チラシなどを見るのもいいでしょう。
図鑑を一緒に眺めているだけでも、親子の交流の機会になるものです。
のびのびトイロ(アプリ)
個性に合わせた多様な子育てを応援するアプリ「のびのびトイロ」では、みなさんから寄せられた不安や悩みごとについて、
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