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イクジィズチャットルーム「いくっちゃ」

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2022年11月

どうなだめても癇癪が収まらず あてのないドライブへ連れ出した

松本市/匿名

先日、もうすぐ3歳になる長男が初めて熱を出しました。これまで元気いっぱいだった長男が高熱でぐったりしてるのを見て、とてもつらかったです。私にとって初めての看病であり、慌ててしまいました。

早く熱が下がるようにと願いつつ、3日目に熱が下がりました。これで元気になるとホッとしたのも束の間、長男は急に不機嫌になりました。高熱で体力を消耗し、本調子でなかったからだと思いますが、些細なことでを起こすようになりました。0歳の弟が泣くだけでも怒るし、授乳していると自分の場所が取られたというように「嫌だー」と私を叩きながら怒って泣き続けました。どんなになだめてもおさまらないので私も焦り、いつもは制限しているお菓子をあげて落ち着かせたりしていました。

けれども癇癪は次々と起き、もう何も方法がなくなったとき、「ドライブに行く?」と誘って外に出ました。長男次男を車に乗せて、あてのないドライブへ。二人は出発して間もなく寝てしまいました。

私はスカイパークの駐車場に行くことにしました。飛んでいく飛行機が見える場所に車を停めました。遠くに山並みが見え、ちょうど夕日が沈むところでした。雲が夕日に照らされて黄金色に光っています。いつか見たような夕焼けだな。いつだったかな…。思い出そうとしていたら、なぜだか涙が出てきました。苦しいときやつらいときほど、夕日がきれいに見えるのかもしれないと思いました。

辺りがだんだん青っぽく、夜が近づいてきていました。まだ二人は寝ています。今夜はなかなか寝ないかもしれない。夫が帰ってくるまであと3時間。とりあえずそれまで頑張ろう。そう思い、エンジンをかけて家路につきました。

まるで短編小説を読んでいるかのようでした。お子さんの調子が悪いと、ママもメンタルキープが大変ですよね。自然と涙が出てきたのは、きっとママもつらかった証拠。本当によく頑張っていらっしゃいますね。看病、お疲れさまでした。